Mother's Day 2017 SPECIAL COLLABORATION SHOGO SEKINE × Hibiya-Kadan Style

コラボレーションを記念して、SHOGO SEKINEさんに、花とのかかわり方、コラボレーションへの想い、
読者の皆様へのメッセージなどを、伺いました。

花は、身近なコミュニケーションツール

- Q.SEKINEさんの花との関わり方について聞かせてください。

花は、とても身近な存在です。特にギフトとして、日頃から個人的に花を贈っています。

花を贈ると、みんなほとんど笑顔になります。
渡した瞬間に相手の良い反応をダイレクトに感じられるのが、とても嬉しいですよね。

花を選ぶ時にポイントにしていることは、「相手の好きなもの」を必ずとりいれるようにしています。
今年の流行りの色を組み合わせながら、相手の好きな花や色をとりいれます。
そのようなことをしっかり考えてからフラワーショップに行くので、基本お店で迷ったりはしないんです。
スタッフの方にお任せするのではなく、スタッフの方に、自分や相手が好きな色やもの、イメージを伝えて作ってもらうようにしています。
そのためにも普段から会話や、事前に得られる相手の情報には気をくばっています。
わざわざリサーチするという意識はないのですが、例えば出身地など相手のパーソナルな情報や話などを頭にいれておくとコミュニケーションをとりやすくなるので。

直接渡す体験が大切

- Q.花は直接渡すことが多いのですか?

直接渡すことがほとんどです。約束の時間に間に合うようにフラワーショップに寄ってから、渡すことが多いですね。

- Q.日本では男性が直接花を渡すというのは恥ずかしがられるのですが、話を伺っていると、SEKINEさんはなにかきっかけがあるというより日常的に贈られている印象です。

子供のころニューヨークで育ったのですが、そこでは花は日常的に贈られていたんです。おじいちゃんおばあちゃん同士や、友人同士など、日常的に花がコミュニケーションツールになっている。その影響からか、私は男女問わず花を贈ることに抵抗が少ないようです。
日本では、例えば男性から女性に花を贈るのは、キザなイメージだったりするのですが。

花を贈り「喜んでもらえた」という実体験をたくさんしているので、純粋に「贈ったら喜ばれる」という感覚が根付いている。もちろん相手によっては花ではなくスイーツだったりもしますが、大事なのは「相手が喜ぶかどうか」で、相手を喜ばせることができるツールが「花」という感覚です。

花を贈ることが気恥ずかしい、日常の暮らしの中に花が無い方も、母の日をきっかけに、ぜひ直接会って手渡してもらい、花で気持ちを伝える体験をしてもらいたいです。 直接渡すと、相手の反応もダイレクトに感じられると思います。その体験がとても大切だと考えています。
もちろん遠方にお母さんがいらっしゃる方は宅配でサプライズとなりますが、ぜひ行ける距離にいらっしゃる方の中で、「直接渡しに行く」という人が一人でも増えたらいいですね。

自分のイラストをラッピングペーパーやショッピングバッグにのせたい

Q.日比谷花壇とのコラボレーションへの想いについて聞かせてください。

フラワーギフトを選ぶ時に感じていたことは、ラッピングペーパーやショッピングバッグは比較的無地のものが多いなということでした。もちろん、お花を引き立てる意味もあると思いますが、フラワーショップを訪れる度に、「いつか自分のイラストをのせたい」と考えていました。
SNS(Instagram)上で、自分のイラストを使ったショッピングバッグなどの試作品を投稿していたところ、日比谷花壇さんにお声掛けいただき、今回のコラボレーションが実現し、とてもうれしく感じています。

花というのは、日常のさまざまなシーンで登場し、嫌いな人は少ないですよね。あらゆる世代に花は寄り添っているので、花とコラボレーションすることで、万人にメッセージを届けることができコミュニケーションをとることができるので、とても素敵なツールと考えています。

今回はショッピングバッグにもこだわりがあります。
母の日というと、全体が派手な色合いやデザインで、特に男性は持つと恥ずかしさを感じてしまうようなデザインを考えてしまいがちですが、いろんな世代の男女に持ってもらいやすいように、表はモノトーンと文字だけのデザインにしています。
ただ、ショッピングバッグの役割でもあるメッセージやコンセプトの伝達という点で考えると、モノトーンだけだと「母の日」というメッセージが伝わりにくいので、側面をピンクにし、今回のイラストで起用しているドットやストライプのイラストを散りばめて、母の日らしさを感じられるようにしてみました。

一目で誰もが「かわいい!」と思ってもらえるイラストに

- Q.デザイン面についても教えてください

Hibiya-Kadan Styleの母の日のテーマ「Everyone is smiling on Mother’s Day」を参考にしつつ、デザインしました。
お母さんといえば、優しいというイメージがあります。とげとげしているというより丸みがある印象ですよね。
また、人それぞれに個性豊かなお母さんがいるように、ストライプやドットを組み合わせていくことで多様性を表現しています。シンプルな図形の集まりですが、たくさん集まるとパワフルになる。
そして奇をてらわず、見慣れた普遍的なものを組み合わせたイラストにすることで、一目で誰もが「かわいい!」と思ってもらえる、共感してもらえるイラストに仕上げました。
またラッピングの縁にもメッセージをいれているのもポイントです。
アクセントとして、渡した時にメッセージが見えるようにして気持ちが伝わるように、という想いをこめて。

母の日は、お母さんも、贈る子どもも、HAPPYな一日

- Q.SEKINEさんにとって母の日とは?

母の日にお母さんに贈り物をしたり「ありがとう」と気持ちを伝えることで、贈った側もお母さんも「HAPPYな一日になる」という日ですね。
私の母にも、今回のコラボレーション商品を見せましたよ。

- Q.お母さんの反応はどうでした?

「かわいい!」と言ってくれました。
日比谷花壇さんのことも知っていたので、コラボレーションできたことを喜んでくれました。
今年の母の日は、今回のコラボレーション商品を贈ろうと思います!

- Q.SEKINEさんにとってお母さんはどんな存在ですか?

とても距離が近く、仲が良いですね。日常的な会話から、仕事の話などもします。
身近な相談相手という感じで、私には姉がいるのですが、母は、ひとつ上の「姉」という存在ですね。

言葉を大切にしてイラストにこめる

- Q.SEKINEさんのこれまでと今後について教えてください。

もともとグラフィックデザイナーとして勤めていたのですが、もっと人を巻き込む、惹きつける仕事がしたいと思い、イラストレーターとして独立しました。
子どもの頃アメリカに住んでいたこともあって、英語が話せる、ということを自分の強みにして、英語の表現やフレーズを組み合わせながら、他にはない自分らしさを出していくことを意識しています。

花と同じように、言葉にもとても強い力がありますよね。人を元気にしたり、喜ばせたり、たまには傷つけたり。
言葉を発信することを大切にしています。
これまで発信してきた言葉は、自分に言っている側面もあるんです。
自分がどういわれたらうれしいか、常に自分に置き換えて人の身になって考えてみる。
Instagramでも、なるべく元気になってくれたり、前向きになってくれるような発信を意識しています。
最近は、ネガティブなことも言葉を置き換えて発信してみることで、ネガティブもプラスに変える力があると感じています。
花と言葉を組み合わせたものは、人の心を惹きつける力があると思いますので、好きなモチーフのひとつです。

- Q.今後の目標は?

日本だけでなく、海外に行って、海外の情報をより広く吸収し、見聞を広めていきたいです。そして自分が生み出す表現力を海外にも発信していきたいですね。
日々勉強です!

Flower Power

- Q.最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

花は、本当に人の気持ちに訴えかける力があると感じています。
また人を惹きつける力もすごいですよね。一輪挿しから、花畑まで、人の心をつかむ不思議な力があります。
そんな花がもっている力に、つい嫉妬しまうときもありますが。笑

言葉にしてみると・・・「Flower Power」。
みなさんも花のもつ力とともに、大切な方へ想いを届けてください!


最後に登場したアレンジメントは、今回SEKINEさんに読者のみなさんへのメッセージ「Flower Power」を、特別にフラワーベースにイラストとして描いていただき、プリザーブドフラワーをアレンジしたものです。(非売品となります)
「Flower Power~Flower makes people happy~」
素敵なメッセージですね。
SEKINEさん、ありがとうございました。